草も木も、刈られても切られても黙ってまた新しい枝葉を伸ばします。
以前は、木を刈り込む時には、形良くのびて成長に支障がないように枝を間引き大きさを詰めたものですが、なぜか最近は全くの配慮なくバツッと真横に切って、爪楊枝のような有様になっているのを見かけます。

誰がこのような見づらい姿に切るのだろうといつも思います。
事故などで手足を失った人を見るような心持ちになるのです。

それでも枯れなかった木は、そこから枝を吹き出しますね。草もまた母なる大地に衣を着せようと、より豊かな土に変えようという努力を始めます。

それを見ていると、どんな目にあっても、どんな経験をしても、許して生きるしかないのだと思われてきます。

それしかない、というよりは「そうするのよ」と教えられているような心持ちになるのです。