しばらく住まいを離れていてここに帰ってくる時、まわりの小さな山々が見え始めると、「ああ嬉しい!何て気持ちが良いのだろう!」と思います。
それまではすべきことをして普通にしていたはずなのに、まるでそれまで自分は息を止めていたかのように感じるのです。

身体の表面の細胞すべてで、思いっ切りこの景色を吸い込み、鳥の声・蛙の声を皮膚全体で受け止め、それを抱きしめ、その中で転がり・・。
様々な緑の葉を吹き出した木々をまとった山。 そばに居るよ、ひとりじゃないよと教えてくれる小鳥や蛙。 都会は住宅だらけで窒息しそうだった・・と分かります。

それが当たり前で暮らしているとわからないかもしれませんが、私たち人間が無頓着に薬品を撒いたり、合成洗剤を流したりし続けている自然は、どれ程恩恵を与えてくれていることか。意識していなくとも、皆つながっているのです。まわりのすべてのものと。

そこここの水の流れる音ですら、優しく穏やかで、私たちを癒し包んでくれると感じるのです。