若葉をまとった山の道を歩けば、遠く近くことりの声が響いている。
体中にいっぱいいっぱい吸い込み、浴びながら歩く。
空には綿をちぎったような雲が大きく浮かび、その高みにツバメが飛んでゆく。
柔らかい葉を揺らして吹き過ぎる風。
その風に乗って、鳶が天空を滑ってゆく。

山の上から透明な水が流れている。
柔らかな音たてて、歌いながら下りてゆく。
ことり達の歌と小川の歌、葉ずれの音に陽のひかり。
なんて良い日!

庭の木では、雀が夢中でさえずっている。
普段の声より輝きのある声で、思わず
「君!光ってるぜ。」と言ってしまう。

こういう時が私を幸せにしてくれる時間です。
読んでいるあなたにも、この沢山の豊かな音、心地よい空気、届くといいなぁ。