多くの田に水が入ると、蛙は大喜びで、夕方から大合唱が始まります。
かじか蛙の声も混じっています。 庭でジーという虫の声もし始めました。

3年以上前には、最近のように急激に初夏めいた気温にはならなかったので、このくらいの季節には一日中小鳥達のさえずりが聞かれたものですが、今は涼しい朝・夕に心浮き立つ声を聞かせてくれます。

光るようなことりの声、可愛いかじか蛙、騒々しい大合唱、草の間の虫の声。これらの中に居て、風が大きく渡ってゆき、波のような音をたてるのを聞いていると本当にうっとりします。 心から幸せを感じ、包んでくれる自然に感謝を感じます。

ただ田舎ではこの季節には農薬もまかれ、道路でカニやクマバチが動けなくなっているのを見たりします。 撒かれた石垣の間にはたくさんトカゲも居るのに、どうなったでしょう。 植えられた苗が少し育つと、害虫よけかまた薬。 田にいる沢山のオタマジャクシもヤゴも全滅するのを見ると、胸がつぶれる思いです。

田舎の道ではカニ、蛇、かまきりが踏みつぶされているのをよく見かけました。
どれも皆、それぞれの役割をもってこの世界に居ます。 人以外のものは物にしか見えず、薬品で何でも簡単に思うとおりにできると思っている愚かさ。彼らにしていることは自分の首を絞めていることです。

全てのものと調和しながら作物をつくる自然農法は、まだ少数派ですね。
物質の見た目ではなく、エネルギーが目で見えたら、誰も化学肥料を使わなくなるでしょう。