私たちの親を何代さかのぼると、化学肥料や農薬を使わずに食べ物を作っていた時代でしょうか。今はそれらを使うのが常識のようになってしまっています。大規模農業をする人だけでなく、自分たちの食べものを作るのにさえ使っています。

自然の作り出す土にはミミズや昆虫の類から、土1gの中に2900万ものバクテリア、無数の微生物が生きて働いているそうですが、化学肥料を入れると激減します。草を嫌って取り除き、大変だからと除草剤を撒き、生きている土はカサカサになり力を失っていきます。そしてナメクジがつく、ヨトウムシがつくと殺虫剤。

そこからとれた形だけは立派な野菜・穀物には本来の栄養も香りもエネルギーもありません。土に入れられた合成窒素肥料は水を汚染し、野菜に沢山含まれた窒素は、それを食べた者(動物も)の具合を悪くしています。

早朝、草木の花の香りや清々しい空気、何種類ものことりたちが輝くような声で歌っているなかを歩くとき、体中の細胞がこの音色や香りを吸い込んでいるように感じます。世界が美しさで満たされている喜びと感謝。多くの人にこの自然とのつながりを取り戻して欲しいと願います。自然が示していることを知って欲しいと思います。