今は良い季節です。気温も涼しい日が続くので、様々なことりたちがあたりで歌うようになりました。田植えの終わった田の中には、まるまるとしたオタマジャクシが沢山います。風が走ると木々の枝が波のようにゆれて、ざぁーっと気持ちのよい音がします。

バラの花、そこここにホタルブクロの花。狩り蜂が茂みの間を飛び回っています。
涼しくて日が照ると、木も草も虫も小鳥もみな嬉しそうにいきいきとして、こちらも理由なく嬉しくなってきます。

学校に行ったり職場に出たりで、目に入るのは人の世界ばかり。自分が地球というひとつの生き物につながり、また生まれた場所とのつながりを持っているとはほとんど考えずに私たちは人生を生きています。

けれども日本人は、もともとは土地の力に畏敬の念を抱き生きてきたのではないでしょうか? 現代は物質主義になり、自然に対する畏怖も忘れ、自然を物として扱うようになってしまって、自分がわからなくなっています。全てがお金。人だけが土地を占領し、化学物質を投入することで自分たちも健康を損なって。

子どもだって間違えたらやり直すでしょう。
自然とつながりをもって生きるとき、人の世界もこの草木やことりを眺めるような心地よいものになるのではないでしょうか。