神奈川県の茅ヶ崎・藤沢という場所は、以前は海がありかなり自然も感じられた場所でした。大きな松林やニセアカシアの林。住まっている人も、元からそこに在った木々の中に手入れをして心地よく住んでいる感じでした。

今は全て住宅で埋まり、古来の年経た松は切られ、各戸が外来の木を小綺麗に植えて花を飾っています。松の木の公園へ行くと砂地の丘から砂が動いて減り、松の根が50センチ程もむき出しになってしまっています。毎朝、老人会か町内会かわかりませんが、人が集まり体操をして、下に生えてきた草を根元からむしっています。

草は砂が動かないよう、水分が保たれるように働き状態を良くしてくれるものなのに、それを根こそぎ・・。その旨、声をかけて伝えても無視されました。草を生やすと蚊や虫が発生する→悪者 の思考パターンです。その虫は爬虫類や鳥たちの餌でもあるのに。

先住民族は蜘蛛・蚊・ハエ・ダニ・南京虫といった虫たちも、全て敵意を持つべき相手とは見なしませんでした。私たちの発想は虫が自然界の流れを守っていること、生態系全体のメッセンジャーであることなどには全く及びません。私たちの世界観は「この世は戦場」であり、咬まれたり刺されたりすることは、気づきを促すものではなく、殺虫剤を撒いて徹底的に相手をやっつけろ!の合図なのです。

それで私たちはこの世界のつくりを信頼することなく、自分の吸う空気、自分の飲む水・食べ物を育てる大地に化学薬品を撒き続けています。それがどれ程危険なことなのかを知らない子どものように。