流しに熱湯を流したら、排水溝にいる微生物(腐敗菌?)が死ぬ。それを感知して、部屋に置いてある鉢の植物がおののく。私たちが考えもしないつながりが実際に存在し、この世界に起こるどんな小さな事も瞬時に伝えあっているのです。記憶されているのです。

だとしたら私のような存在に関しても、誰にも知られず思いやられず、感知されていないなどということはあり得ないでしょう。どんなにひとりぼっちだと感じている人も、それは幻想で、実際はこの宇宙のなかに張り巡らされた網の中に抱きとられている。それが現実というのは何て素晴らしい!と思います。

今 目にする星の光のなかには、何億光年という遙かな距離を旅して私たちの目に届き、今という時にはもう存在していない星もあるのですね。その夜空を眺めていると、ここに自分がいて、喜びや悲しみや色々な感情を発している不思議さを思います。私がいなくなっても、存在した星の光が私の目に届いているように、私の発したものは残っているような気がします。

目に見えないけれど実際あるというつながりを知ると、ただの物質だけと思っていた世界が魔法のように変わって見えます。不思議さに満ち、畏れや敬意をもって扱われるべきものとして。それが本来のこの世界なのです。

私たちの多くがそのように感じ行動し始めるなら、激変の中にあるこの世界も、さなぎから蝶が孵るように変わるのかもしれません。人も動物も植物も昆虫も・・すべてはひとつ。欠けて良いものはなく、全てはこの宇宙を動かす源の一部として働く世界へと。