紙の上に砂鉄を置き下に磁石を持っていくと、砂鉄はとたんに束になった毛のように立ち上がり動きだします。目には見えないけれども、何かの力が働くのだということはわかります。この宇宙に働いている見えない力も、この磁力のように、見えるこの世界に働きかけ動かしているのです。

ただし優先されるのは私たちの意志ですから、その力に働いてもらうにはエゴを捨て、謙虚な姿勢でいなければなりません。けれども現代の文化が宣伝するのは、いかに人より金や地位をもってひとと違う洗練された服を着、家を持ち、上に見られるかです。いくら持ってもまだ足りず、もっともっと・・。文明人はメディアに繰り返し刷り込まれることによって、ひとと比べ、いかに上手くたくさん手にするかに奔走しているようです。

先住民族と言われる人々は、文明国と称している人々とは異なる独自の文化をもち、その土地との深い結びつきから得る安心感やアイデンティティをもって暮らしていました。それが侵略され文明を持ち込まれたために、理想化されたイメージを追うただの貧しい人々になってしまいました。

日本でも同様のことが起こっているのではないでしょうか?どの地方へ行っても同じような街、森や林は切り開かれ、流行の服を着て。人は生まれた土地との深い結びつきを失い、自分が何者なのかわからなくなってしまっています。

世界経済に組み込まれ、原油価格や輸送網・自分達の力の及ばない経済システムに依存した結果、資源には限りがあるのだし、公害のもとになるようなものを生産してはならないという意識も持たずにお金で繁栄を追う。もうやめて戻りましょう。魂を満たす生き方へ。

グランマザーは言います。「本物の経済とは、土であり、水であり、種であり、家であり、衣服の繊維や、家を暖める燃料のことなのです。」と。
競争はもはや必要ではなく、環境やすべての感覚のある生物等を含めたあらゆるものの幸福こそが最も重要なのだと。