久々に湿気のない秋らしい日。草の生えた空き地の上には、アキアカネの群れが飛んでいました。刈られた田の上を数羽のツバメが飛び交い、気持ち良く晴れた大空には鳶がゆっくり輪を描いています。

散歩に出ると、いつもはこちらが気づく前にカサッと姿をかくすトカゲが、石垣の間から身を乗り出してじっとしていました。川の脇の散歩道をゆくと、茶色のこじゅけいが歩いています。歩く速度を落として脇へのく余裕をあげ、そうっと通り抜けました。誰でもが、やっと来た気持ちの良い日を喜んでいたようです。

夜になれば、降るような虫の声。鈴虫とコオロギ、きりぎりす。耳で聞いているだけでなく身体中で吸い込んでいるような、浸っているような・・。いつまで聞いていても幸せな時間。
玄関灯に群がる虫を狙って、近くに待機している雨蛙は、ぐっと数が減りました。これが雨蛙?と思うほどに大きくなり、まるまると太った1匹ともう1匹。サッシや壁の色に似せてベージュのような色になっています。

昨日は伸び放題になって桜の木にまで這い上っているツタ類を、それしか無いハサミで切ってどかす作業をしました。体力がないのでへとへとになりましたが、伸び放題のあじさいや萩も丈をつめ、見通しをよくしました。多分私があまりかまっていないので、植え込みの下の、草でなく私の植えた小さなものを隣人が切っていましたから。

もう20年以上も一緒にいたミニバラを、元から切られていたのは悲しかった。野イバラと思われたのでしょう。触れるとレモンの香りのする草もいます。私は彼らを大切に思っているのだけれど。ひとの家の生け垣の下を、あなたの判断で切るのですか・・と思いました。