体の表面に使うものだけでなく、食べるものにまで化学薬品を使い始めて、それを当たり前感覚にしてしまう。これはどう考えてもおかしくないですか? 皆が食べているから大丈夫? テレビの宣伝があれほど便利で美味しそうで、俳優さんが勧めているから信用する?

スーパーやコンビニに行き、美味しそうにみえる洋菓子やパン、お弁当など手にとって原材料の欄を眺めては長いカタカナ名に眉をひそめ棚に戻す。食べて平気のひともいるけれど、子どもの体を考えると口にする決心がつきませんでした。

そのうちこう考えるようになりました。私が子どもの頃、食堂には入り口に蝋で作った本物そっくりの見本が展示してあったものです。カタカナ名の沢山入った食べ物は、あれなのだと。とても美味しそうに見えるけれど食べられないものなのだと。

実際そうなのではないでしょうか。私たちはロボットではないし、合成された物質を、お粗末な素材を補うために色をつけたり味をつけたり、何日もかびず腐らずみずみずしさを保つためにたんと入れた食べ物を、食べて健康になれるはずがありません。

私たちは自然から生まれ、自然に生かされる存在なのです。今の添加物まみれの食べ物があふれる世の中を、誰もおかしいと言わない。食べ物をつくる作物ですら、化学薬品で作ろうと考えるおかしさ。即死しないものは、食べて大丈夫なものにしている奇妙さ。

大企業は金儲けのために、この世界を歪めています。皆が皆の笑顔のために仕事をする社会は、どんなに素敵でしょうか。なぜって私たちの深いところにある源はひとつ、すべてはひとつなのですから。