ひとと比べて自分はましだと思いたい。そんな比較の上になり立つ満足は、バラバラという幻想の上に立つものなのに、それはしっかり自分の内にあります。育つ過程で親やまわりの言い方、扱い方により、大抵の人はそうなっています。誰とも比べられずに、昨日より進歩したといって誉められることはなく、競争に勝つことによって称えられる社会ですから。

でも本当は色も体型も、能力も体力も気力もみんな異なり、どんな状態でもそのままで良いのです。みな役割は違うから。また周りとの比較に陥って、小さな自分を感じているのに気づいたら、本来の在り方にもどりましょう。

「もし自分の真の姿を表現するように励まされたら、私たちは誰でも愛に満ちた存在となり、それぞれの個性を世の中にもたらすことができるでしょう。問題や衝突は、本当の自分を知らず、自らの内なる美を示せないことから生まれます。・・・

そうすると、私たちが問題だと思っているものは、他人への批判や憎しみからではなく、自分に対する批判や憎しみから起こっているということになります。私の治癒の鍵が、恐れを取り除いてくれた自分への無条件の愛だったように、よりよい世界への鍵は、誰もが同じように自分自身を大切にして、自分の真価を理解することなのです。

自分を批判するのをやめれば、自然に他人を非難する必要もなくなるでしょう。そして、彼らの完璧さに気づき始めます。宇宙は私たちの内側に存在しており、私たちが外側で体験するものは、内側を映し出したものにすぎません。」

「喜びから人生を生きる」アニータ・ムアジャーニ著より