朝の散歩で歩いてゆくと、ウグイスや名もわからぬ小鳥たちの声が響き、嬉しくなります。とりわけイソヒヨドリが歌う声は素晴らしい。それらの歌は耳で聴いているはずなのに、身体中が呼吸からも皮膚からも、その音色を喜び吸い込んでいるような感じがしてきます。

カジカガエルの声もそうです。なんとも言えず優しく穏やかで、クリクリコロコロというその声は、いつまででも聴いていたくなります。柔らかいみどりの葉の、風にそよぐのを眺めながらその声をきいていると、また夜ひとりで居る時にきこえてくると、この時が永遠に続くのを願いたくなります。

そろそろ田に水を張り始めました。水路に水が流れます。田に水が入れば、雨蛙の大合唱が始まります。それらはただ当然の季節の流れと思われるかもしれませんが、私にはこれらが大地からの贈り物であり、私たちをつつむ地球の愛であると感じられるのです。

私たちに与えられ、私たちをつつみ、私たちを育み・・そしてひとが切り離しようもなくその一部である自然に、感謝の思いが湧きあがります。