柔らかな緑の木々を、わたってゆく風がゆらし、音をたてます。雀やウグイスやイソヒヨドリなど小鳥達の光る歌声を吸い込みながら歩くのは、なんと嬉しいときでしょう。すべてが私と切り離しようもなくひとつで、満たされています。

今のひと達は、地球を守ろう・自然を大切にと、まるで自分とは別に地球や自然があるものと感じているようです。でもそれは違う。私たちはその一部で、それらが無くなれば自分達も無くなってしまうのだから。お金や世渡りに頭を使い、大切なことを感じることから離れてしまった迷子。

私たちは胎内で形作られるとき、何十億年という時を経て進化してきた記憶を再現しています。単細胞であったものが藻類になり、長い長い時を経て魚類になり、両生類、爬虫類、ほ乳類になり、猿人になり・・と。本来のその成り立ちに、全ての種とのつながりが含まれ、記憶があるのですね。

今や車を運転し、繁華街を歩き、早足で交差点を渡り、混んだ電車でひとを押しのけ、どんなつながりを感じているのでしょう。どちらが本当の姿なのでしょうか? 私たちが嫌って排除するために薬品を用意している虫たちも、私たちの兄弟。嫌っている蛇や蛙といった生き物も、ネズミも何もかもが、私たちの姉妹。

すべてこの大地から生まれ、大地に生かされ、大地の一部であるものではありませんか?まわりは警戒すべきで、競争相手で、打ち負かすべき相手で・・といった幻想から目覚めましょう。まわり中を攻撃し、排除し、打ち負かしてみて、自分を殺してしまったのだと気づく前に。この大地も空気も水もすべてはあなた自身であり、いのちあるものは全てあなた自身ではないですか?