私たちは気づかない。自分が自分を許せないでいることを。自分を愛せないでいることを。この世界に入って過ごすうちに、確固たる社会・家庭・親兄弟があまりにもリアルで、自分は力なく弱い存在として感じられ、何とかその中で上手くやっていこうとする小さな存在になってしまうから。

まわりからの力に対抗し、自分を守るための地位・お金・美貌・従順、様々な手段あるいは努力。そういうもの無しでは安泰な場所を手に入れられないと思っている。ところが、何と一度死んで身体を離れた魂の記憶は、過去・現在・未来の自分のあらゆることを同時に認識し、さらにいくつかの人生(選んだ道・選ばなかった道)が同時に繰り広げられているのを感じたのです。

そして無限に広がるタペストリーの、色とりどりな織物の1本の糸のような自分の人生を見て、自分のユニークな本質を表現することこそが人生の目的であり、人生そのものへの義務であったと感じたのです。自分は永遠の存在であり、また素晴らしい存在であるのに、自分を抑圧し、自分を裏切り、いつも他人やまわりの許可を求めていた。それが癌で死ぬ原因になったと判ったのでした。

織り込まれた総合体は、人間や生物の範囲を超えて拡大し、全ての人・動物・植物・昆虫・山・海・生命のないもの、宇宙全体まで含んでいるようでした。宇宙は生きていて、意識で満たされており、あらゆるものが無限の”全体”に属し、そのすべてが集合体”全体”に影響を与えているという気づき。

それを持って戻ってきてくれたアニータ・ムアジャーニの本は、準備のできている人に、本来の自分がどういうものであるかを気づかせ、思い出させてくれるでしょう。また、この世界の素晴らしさを感じさせてくれるでしょう。そこからは喜びと愛が生まれます。