新しいみどりに彩られた光のみなさま、Twinkling Vegaを訪れていただき、ありがとうございます。

家に戻ったら、水路に水が入り、田にも流れ込んだので蛙の大合唱。大好きなカジカ蛙も鳴いています。みどりで埋まった庭を眺め、目から入るこの風景と耳から入る彼らの声を、身体中で吸い込んでいます。

小さな草たちの咲かせる花、蛙やヤモリの声。ひとの歓迎しない動物や昆虫は数を減らし、すきまでやっと生きています。ここには毎年、雛をつれた雉のお母さんが、ちょっと悲しげに聞こえる声で雛を呼びながら、虫を食べにきたものでした。

今ではブームになっている猫がひとに可愛がられ、半分野生化して住みついたので雉は来られません。野ねずみが入りこまないのは助かりますが、蛇も居なくなりました。ときどき食い殺された鳥の羽が、庭に落ちています。狸がひとを恐れ、水路をとっとと逃げてゆきます。

家の中からゴキブリを殺す薬を撤去しました。かれらも生態系の一部。ひとより余程、役に立つ任務を果たしていることでしょう。困るときには話してお願いするつもりです。大きな家蜘蛛や蟻は、ちゃんと聞いてくれましたから。

眠る時に登場する蚊には、蚊取り線香(化学物質ではない除虫菊)を少し焚きます。寝入っている間に吸われて、顔に赤いぽつんができます。でも、卵を生むために必要で、ひとが他の動物を激減させているのですから仕方ありません。殺虫剤の宣伝では、いかにも蚊が血を吸って生きているように感じさせていますが、彼らは花粉の媒介に役立っているのです。

以前は庭のそこいら中に巣をかけて、知らずに通ってばりっと蜘蛛ごと張り付いたものだったクモの巣も、ほとんど見かけなくなっています。蜂だのといったら、ひとは即、殺虫スプレーで取り除きます。気高い大型の動物たちから小さな昆虫に至るまで、大切な生態系は今、消えようとしています。

私たちは何によって生きていますか? 地表をビルやコンクリートで固めて、化学肥料や化学物質があれば、殺菌して健康に暮らせますか? 謙虚な気持ち、他の生命への敬意を取り戻さないとなりません。

この文章を読んだ大半の方は、変わり者だと思われることでしょう。でも自分の子供の頃の大型の虫の種類の多さ、トンボや蝶やウンカのような虫の多さを思い出すにつけ、この田舎での少なさに危機感を持ちます。存在している虫や動物は、ひとが考えも及ばない面白い不思議な関わりでつながりあい、この地球上にみごとな編み物となっていたのですから。

いつも宇宙とともに。